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ぜんそくの治療

ぜんそく一般的にぜんそく(喘息)は気管支喘息(きかんしぜんそく)のことをさし、慢性的に気管支(または気道)の粘膜が炎症をおこす病気です。呼吸困難の発作や喘鳴(ゼーゼーやヒューヒューと音を立て息苦しくなる状態)、咳などの症状をおこします。喘息の原因は様々ですが、多くは気管支にアレルギー反応が起きて発症します。その他にも、運動や薬剤が原因となって発症することがあります。

喘息は確固たる診断基準が定まっておらず、喘息と鑑別を要する他疾患を除外したうえで、症状や詳細な問診、呼吸機能検査(当院ではスパイロメトリー、FeNO測定が可能です)、喀痰検査(喀痰中好酸球比率など)、採血(末梢血好酸球数、血中IgEなど)を参考にして喘息かどうかの診断を行います。
 
成人の喘息は「完全に治る」ということはまれですが、多くの方は治療を継続することで健康人と変わらない生活を維持できます。
しかし、治療を不適切な時期に中断すると再び悪化することが多く、まれには命に関わることもあります。
昔に比べると減少しましたが、喘息のために年間約1500人の方が現在でも亡くなられています。病状に応じた適切な治療を継続することが重要です。

治療について

喘息予防・管理ガイドライン2018に沿って治療を行っています。喘息の治療については、気管支の炎症を主に吸入ステロイド薬をつかってコントロールしていくことが一般的です。良好な治療効果が得られるように、当院では可能なかぎり、吸入指導を施行させていただきます。症状によっては気管支拡張薬や抗アレルギー薬、抗コリン薬等を併用します。発作時には、気管支拡張剤のネブライザー吸入をしたり、全身ステロイド薬を点滴を行いますが、治療の反応性が乏しい場合には、入院をして治療することもあります。
なお、吸入ステロイドを基本とした十分な治療によっても症状の安定が得られない場合には、まず正確に処方薬を使用できているかを確認したうえで、併存する重症病態の有無/アスピリン喘息や好酸球性副鼻腔炎、アレルギー性気管支肺真菌症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症などの疾患(難治性喘息診断と治療の手引き2019)も参考にして抗体療法注)の適応も考慮します。
注)抗体療法:気管支喘息の患者さんの気管・気管支では、好酸球というアレルギーに関与する炎症細胞により、炎症が起きていることがあります。炎症に関連するIgEやIL-5、IL-13といった免疫蛋白の作用を抑えることで、気管支の炎症を抑え、症状改善を図る治療です。

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